当社の粉砕装置(衝突式・旋回式)は、圧力設備を利用してエアーを動力とし、超音速流に粉体を連続的かつ自動的に供給します。この超音速気流中で、粒子は強い衝撃を受けて粉砕が促進されます。同時に、粉砕機内に特殊な分級室が設けられており、高速旋回気流による分級が行われます。
このシステムでは、粉砕されていない粗粒が粉砕されるまで反復して粉砕機内を循環するため、非常にシャープな粒度分布を持つ超微粒子を効率的に得ることができます。粒度範囲はサブミクロンから数10μmまで広範囲にわたり、粉砕室内では空気の断熱拡張による温度降下と乾燥効果もあります。そのため、低融点物質や弱熱性物質、吸湿性物質の超微粉砕にも優れた性能を発揮します。
高い効率と精度を持ちながら、さまざまな材料の微粉砕に適しております。当社のの装置を利用することで、先端的な研究や製品開発において、高品質な超微粒子の生成が可能となります。
例:ワックス・高級脂肪酸・ソルビトール・抗生物質・金属酸化物及び各種プラスティックス等
当社の気流分級機では、分級プロセスが非常に精密に制御されています。微粉砕された粒体は分級室に導かれ、高速旋回気流によって粒子が遠心力によって分離されます。分級室内では、粒子のサイズによって異なる軌道を取り、適切な出口に分類されます。このプロセスによって、シャープな粒度分布が実現されます。
装置の設計と制御システムの精度により、非常に細かい範囲での分級が可能です。中央値8〜10μmの粒体に対して、最大でプラスマイナス0.3μm程度の精度を実現することができます。これは、非常に狭い範囲で粒子を分類することができることを意味し、粒体の均一性と一貫性を高めます。
この高い分級精度により、粒体の特定の範囲に絞った用途や製品の要件に対応することができます。粉体の特性や目的に応じて、最適な粒度範囲と分級精度を調整することができます。
粒度分布のシャープさが求められるさまざまな産業や研究分野で活躍しています。お客様のニーズに合わせた精密な分級を提供し、高品質な製品や研究成果の実現をサポートします。
この分析器の原理は、試料中の粒子がアパーチャーを通過する際に生じる抵抗を利用して粒度を測定するものです。超音波分散によって試料中の粒子が均一に分散され、アパーチャーを通過するときに抵抗が発生します。この抵抗の計測により、粒子のサイズ分布を推定し、コンピューター上で結果を整理します。そして、結果は印字されることで分析結果が視覚的に確認できます。
通常、1つの検体に対しては非常に多くの粒子がカウントされます。このカウント数は、粒子のサイズ分布をより正確に評価するための基準となります。1つの検体に対して3万個のカウントが行われることで、より統計的に信頼性の高い結果を得ることができます。
この粒度分析器は、粉体や液体中の微粒子のサイズ分布を評価する際に広く使用されています。高精度かつ効率的な分析を提供し、製品開発や品質管理、研究において重要な情報を提供します。